日本ハム宮西尚生投手(25)が21日、「ウイルス性結膜炎」のため出場選手登録を抹消された。2日前から異常を訴えてこの日、札幌市内の眼科で検査を受けて判明した。今季は主に貴重な中継ぎ左腕、セットアッパーで活躍。チーム最多48試合に登板し2勝1敗1セーブ、防御率1・33と抜群の成績を残していた中継ぎ陣の柱の1人だった。

 伝染性であり、他選手らの感染予防のため、医師から1週間の隔離療養が必要との指導があり離脱。今後、自宅静養して利用可能な球団施設で調整する。運動制限はされておらず、コンディション維持するための練習は可能で、大きなダメージはない見込みで、再登録の最短31日の1軍昇格を目指す。代わりに22日に、左腕の宮本賢投手(26)を2軍から招集し、穴を埋める。

 この日は試合前の練習後に、トレーナーらが事情を説明。今後の対処法などを、選手らへ伝えた。また札幌ドーム来場者への感染予防策も実施。ヒーローインタビューを受けた選手がフィールドシート観戦客へのハイタッチをするファンサービスを当面、自粛することも決まった。

 [2010年8月22日10時11分

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