<巨人10-4中日>◇26日◇東京ドーム
喜びより、安堵(あんど)の感情が上回っていた。6月24日以来の勝ち星を完投勝利で挙げた巨人内海哲也投手(28)が、お立ち台に上がった。「正直、もう勝てないと思うこともあった。ホッとしました」と127球の8勝目を振り返った。
失った自信は、徐々に取り返した。味方打線が序盤に7得点。「リズムよくいこうと気負いすぎて、自分のペースじゃなかった」と話すように、3回に3失点した。それでも、スライダーを多投し、逆方向に曲がり落ちる決め球のチェンジアップを有効活用。9回4失点で踏みとどまった。
「普通ならファーム落ちでしょう」と話すように、勝ち星の挙がらない2カ月間で、中継ぎも1度経験した。その間、軸足で真っすぐ立ってから投げられるようにフォームを修正。「ダメなときでも、修正できるようになった」と手応えも感じている。
期待が大きい左腕に“辛口”の原監督も「ピッチングそのものはよくなっていた。完投?
チームの勝利が優先だったけど『完投してくれ』というのはありました」。大量得点に守られたとはいえ、酷使している中継ぎ陣に「休養」を与えた投球を評価。優勝に向けて最大のカギを握る左腕が、久しぶりの白星で息を吹き返した。【小島信行】
[2010年8月27日8時13分
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