日本ハム中田翔内野手(21)に、“怪物のカーテン”が敷かれることが26日、分かった。本塁打は7月20日のプロ1号から9本を数えるなど好調をキープ。スタメンに定着したことで、メディアの取材依頼が日を追うごとに増えてきた。Aクラス入り、逆転優勝に向けては貴重な戦力だけに、球団として規制をかけようというもの。和製大砲は野球に集中できる環境で、さらに進化を続ける。
3年目の大爆発でブレーク中の中田に、取材規制のカーテンが敷かれることになった。球団関係者は「できる限り取材に対応していきたいとは思っていますが、本業は野球ですから。大事な時期でもありますし」と苦しい事情を明かし、理解を求めた。
7月20日のプロ初本塁打から11戦8発と、一気に才能が開花した中田。大阪桐蔭時代にも高校通算87本塁打の実績があり、もともと入団当初から話題を集めてきた逸材だけに、メディア各社はこぞって「中田特集」を組み始めた。アーチの数とともに取材依頼も増え、17日から22日までの6連戦中にこなしたインタビューの数は実に8本。敵地でも関係なく、テレビ、新聞、雑誌など、試合の合間を縫って1日1本を超えるペースで取材が入っていた。
だが、プレーに支障が出てしまっては元も子もない。左ひざ手術を受け、3カ月前はリハビリをしていた身。1軍復帰後26試合連続出場中だが、本人も「疲れはあります。気疲れもありますし」と、日々必死にプレーしているのが現状。なるべく負担をかけたくないという球団の方針も納得だ。今後は「しっかりと(取材の)内容も選別していきたい」(同関係者)と、取材を受けるペースを落としていく。
27日からのオリックス戦(京セラドーム大阪)のために大阪入りした中田は、25日の阪神金本のグランドスラムに驚嘆。「バンバン打っていても、ここっていうときに打たないと意味がない。ああいう風に勝ちにつながる1本を打てるようになりたい」と気持ちを込めた。残り27試合。優勝を目指し、“売れっ子”中田はグラウンドに集中する。【本間翼】
[2010年8月27日10時58分
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