<西武5-3楽天>◇29日◇西武ドーム

 楽天が自力CS進出の可能性を失った。負傷降板した先発田中に代わり7回に登板した藪恵壹投手(41)が3者凡退で流れを変え、8回、代打の代打・嶋の安打を起点に逆転成功。クローザー小山にバトンを渡したが、西武上本にサヨナラ3ランを食らった。藪の6年ぶり国内勝利も消滅。ブラウン監督は「勝てる試合だった。小山が締めてくれれば良かったが。今日みたいな試合をしているチームには、CSでプレーする資格がない」。会心の逆転が水泡に帰し、淡々と現実を述べた。

 9回無死一塁、一塁のルイーズが送りバントの処理を慌て失策。10年楽天が通年抱える「1点を守り抜く繊細さ」という課題が露呈し、悲劇への道のりはできた。田中の負傷を聞いた野村名誉監督は「そうだったんだ…」と心配そう。サヨナラ負けには「非常に残念だが、これが野球。残り試合も少ないし、来年に向けた準備に入ってもいい」と大局を見た。【宮下敬至】

 [2010年8月30日9時58分

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