ソフトB大石ヘッドも来季続投へ
来季も「AOタッグ」継続だ。ソフトバンクが秋山幸二監督(48)と大石大二郎ヘッドコーチ(51)のコンビを11年シーズンも続投させる方針を固めていることが30日、明らかになった。大混戦のパ・リーグにあって優勝争いを演じている両者の手腕を球団は高く評価。チーム強化の根幹を担う両ポジションの継続で、常勝球団への基礎を築き上げる狙いだ。
秋山監督をサポートする大石ヘッドの続投方針が固まった。秋山監督については、孫オーナーが7月2日に「ぜひ(来季も)頑張ってもらいたいと思ってます」と続投を明言済み。その後、球団は来季構想を検討する中で、チーム強化の根幹を担い、指揮官を支える大石ヘッドの契約延長方針を確定。11年シーズンも「AOタッグ」が組まれることが確実となった。
球団は秋山、大石体制を高く評価。チーム135盗塁は両リーグトップ。昨年の同126盗塁を早くも上回っている。通算303盗塁の秋山監督と、同415盗塁の大石ヘッドの元盗塁王コンビで、チームを走れる集団に改革した。さらに、小久保や多村、オーティズにも偽走を義務づけるなど主力選手にも厳しい姿勢を打ち出している点も、タッグ継続の理由の1つだ。
明快な選手起用もAOコンビの特長だ。助っ人ペタジーニや李■浩らだけでなく、松中や多村もスタメン落ちを経験。不調とみれば実績にとらわれることなく、両氏は主力選手のベンチスタートを決断する。現在の成績を起用に反映させる手腕を球団は重視している。さらに松田、小久保、ホールトン、オーティズ、松中と故障者続出の危機に直面しながら、両氏はチームを立て直した。「数字がすべて」と言う秋山監督の一貫したスタンスに加え、09年にオリックス監督を務めた大石ヘッドの“外部の目”がミックスされ、好作用していると球団は分析しているようだ。
大混戦の今季、チームは首位争いの中心を演じている。前日、単独首位に立ち、この日から札幌遠征へと旅だった。2位西武と0・5ゲーム差、3位ロッテとも1差と油断できない状況だが、CSクリンチナンバー(CS出場確定の勝利数)はリーグ最小の15。孫オーナーがソフトバンクを立ち上げてから、30周年にあたる今年の悲願優勝へ、絶好の位置にいる。
11年シーズンも躍進を続ければ、AOタッグ長期契約の可能性も高い。優勝争いの最中とあって、契約交渉はレギュラーシーズン後に行われる見込み。秋山監督と大石ヘッドのコンビで常勝球団へ-。まずは、今季残り21試合に全力を注ぎ、初Vの栄冠をつかむ。
※■は木へんに凡
[2010年8月31日11時59分 紙面から]
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