ソフトバンク小久保裕紀内野手(38)が「Vモード」に突入する。小久保は8月21日に通算400本塁打に2本と迫ったが、以来13試合を消化してノーアーチ。シーズン残り試合が15となり、V争いも佳境に入ることで、本塁打よりも優勝をたぐり寄せる一打を重視することを明言した。

 「本当は(前日までのビジターで)リーチをかけて戻って来たかったんだけどね。400号は、変な話、来年の契約があればすぐに達成できる数字。個人的には400の次に大きな目標は立てにくい。ただ、それよりも優勝やろ。今は優勝争いや」。

 プロ17年目で訪れた“自身3度目”のリーグVのチャンス。03年は右ひざ負傷で出場できなかっただけに、99、00年のリーグ連覇以来のエンディングへ、ひとまず個人記録を視界の外へ追いやるつもりだ。

 全打席で強引に本塁打を狙うより、シーンによってチーム打撃に徹するのが小久保流。もちろん、アーチをあきらめたわけではなく「400号のお祝いを先にしてくれた人が2人いるので、申しわけないんや。まあ、出るときはポンポンと出るもんや」。この日は、エステでリフレッシュ。7日からの本拠6連戦は地元400号到達の絶好機だが、小久保は、チームを束ねる主将として、V打だけに集中する。

 [2010年9月7日11時54分

 紙面から]ソーシャルブックマーク