<横浜4-6巨人>◇7日◇横浜
あきらめない全員の思いが結実した。巨人が序盤の4失点をはね返し、横浜に逆転勝ち。引き分けを挟む連敗を4で止めた。8回2死二、三塁で勝ち越し2点打を放った松本哲也外野手(26)は「この勝ちをつなげていきたい」と声を大にした。5試合目で9月初勝利を収め、首位阪神とは3ゲーム差のまま。自力Vが復活し、逆転Vへ踏みとどまった。
心が真っ白になるような状態に追い込まれても、古城茂幸内野手(34)はあきらめなかった。今季5度目の先発出場。原監督に「うちで守備が一番、上手」と評されるベテランが、3回、立て続けの2失策で失点を呼んだ。「気が付いたら点が入っていた」。だが、ファイティングポーズだけは下ろさなかった。直後の4回、2点目の中前打。1点を追う6回には、ついに同点2号ソロを放った。「(先発の)朝井には本当に申し訳ないけど、やることをやるしかなかった」とガムシャラだった。
スタメンは少なくても、最善を尽くす姿勢は変わらない。「巨人はすごい人ばかり。そんな人でも試合に出られないこともある。何もしないでガタガタ言うのだけはしたくない」。決勝打の松本も同じだ。午前中、ジャイアンツ球場でマシン打撃をして球場入り。「勝利に貢献したい」と、ベンチスタートが増えている状況にも腐らなかった。
勝利後のベンチ裏。この日はベンチ入りを外れた内海やゴンザレスも笑顔で仲間を出迎えた。実は、選手会長内海の発案で、上がりの投手も球場に残り応援することに。原監督は「あと21試合。勝負は待ったなしの近くまで来ている。全員の力を結集するのが重要です」と強調した。“主役級”だけじゃない。全員野球の先に、リーグ4連覇が待っている。【古川真弥】
[2010年9月8日7時56分
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