<オリックス5-4ロッテ>◇7日◇京セラドーム大阪

 二重の敵に勝った。オリックス金子千尋投手(26)が8回3失点で、球団では85年の佐藤義則(阪急)に並ぶ25年ぶりの11連勝を飾った。「(連勝は)投げれば勝つということ。でも、なかなか(そんな重圧は)味わえることじゃないんで、しっかり結果を出すことで、自分自身も成長していけると思う」。連勝の重圧をはね返し、リーグトップに並ぶ15勝目を挙げた。

 この日の試合前まで今季1勝4敗(防御率6・82)と、相性が良くないロッテ戦。1回に、いきなりつかまった。福浦に落ちきらないフォークを右翼席へ運ばれるなど3失点した。「上と下のバランスが悪かった。初回失点の悪いパターンだった」。直球はほとんどが140キロ台前半と走らなかったが、変化球がさえた。シュートとカットボールで内外角に揺さぶり、フォークボールを低めに落とした。「立ち直ったと言える内容かは分からない」と言いながらも、2回以降は無失点。終わってみれば11三振を奪った。

 7回、代打田口の左越え逆転2ランが飛び出すと、ベンチ前で殊勲の先輩を出迎えた。最終回に平野がピンチを招いても、勝利を信じていた。

 味方に支えられ、粘ったエースの連勝街道はつながった。ただし岡田監督は福浦に2ランを打たれた場面を指摘した。「変化球やろ。直前に併殺とって、余分やったな」。3・5ゲーム差のクライマックスシリーズ進出圏へ、エースにハッパをかけた。【村上久美子】

 [2010年9月8日8時29分

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