<オリックス6-2ロッテ>◇8日◇京セラドーム大阪

 オリックス木佐貫洋投手(30)が3年ぶりの2ケタ勝利を挙げた。王手から6度目の正直と遠回りしながら、9回7安打2失点で、今季2度目の完投勝利。「足踏みしてたので何とかしたかった。6回持たずに降板することもあって救援陣に迷惑をかけた。今日は全部投げられて良かったです」。7月30日楽天戦の勝利以降、自重していた晩酌もこれで心おきなくできる。

 初回に4安打で2失点。直前5試合を再現する先取点献上だった。だが「切り替えられた」と、2回以降で二塁を踏ましたのは1度だけと完ぺき。低めに集め、フォークでゴロを打たせた。リズムのいい投球に三塁バルディリスが好守連発で呼応。5回に角中の三塁線を襲う当たりをアウトにしたほか、3度の併殺打で木佐貫を助けた。

 あまりに10勝が遠く、明子夫人(30)は験担ぎの切り札として長女晴花ちゃん(2)をドームに初“投入”。「嫁さんによると娘が来ると負けがつかないそうで。今年は3度目です」。試合後はスタンドにいる小さな守り神に手を振った。

 ロッテに連勝し、CS圏に2・5ゲーム差に接近。「後ろ(救援陣)も休めたし、1日空くし、次の3つは総力戦や。3つやったら(首位)西武戦もある」と岡田監督。反攻の火を木佐貫が燃え上がらせた。【押谷謙爾】

 [2010年9月9日11時24分

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