<阪神2-3ヤクルト>◇11日◇甲子園
ド迫力の真っ向勝負だった。ランディ・メッセンジャー投手(29)は0-0の4回無死一塁、ホワイトセルを打席に迎えた。198センチの長身から剛球を投げ落ろす。5球連続ストレートで、最後は外角高めの150キロで空振り三振。相手の4番をねじ伏せた。
「今日はいいピッチングができてよかった。低めにボールを集めてアウトをとることを考えた。低めに集めれば結果はついてくる」
7回をわずか2安打無失点。21個のアウトでゴロアウト15(1併殺=アウト2を含む)を数えた。直球で押して、高速スライダーと120キロ台のカーブを低めにコントロール。7回2死一、三塁のピンチは川端を107球目の152キロ直球で三振に仕留めた。制球、スタミナともに抜群の投球に、リードした城島も「完ぺきというか、7回までピシャッとやってくれた」。
異例の中2日登板で、立ち直りのチャンスを生かした。前回登板の8日中日戦は1回1/3で5失点。わずか36球で先発転向後、最短降板となった。しかも最後は中日森野の後頭部に149キロの直球をぶつけて危険球退場した。「当てた時は怖かった」と巨漢右腕。不安が増幅するような間を空けないでマウンドに戻って「前回から少しでも長く投げたかった」と振り返った。
勝利投手の権利を手にしたが、8回に藤川の3失点で5勝目は消滅した。それでも「投手は長いイニングを投げたいのはあるけど、後ろに球児(藤川)がいたので。球児はこれまでも素晴らしい仕事をしている。今さら言うこともない」。中2日でも好投したメッセンジャーが残り20試合もフル回転する。【益田一弘】
[2010年9月12日11時50分
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