<ソフトバンク2-0日本ハム>◇12日◇福岡ヤフードーム

 日本ハムは今季初の3位浮上が懸かった重要な一戦を落とした。不安定な先発八木智哉投手(26)を2回であきらめ、小刻みな投手リレーで2失点でしのいだが、打線が3安打と手も足も出ず、ソフトバンクに完封負けした。ロッテ、オリックスも敗れたため、順位は4位のまま変動はなかった。

 見せ場もなく散った。日本ハムはわずか3安打、1点も奪うことができず連勝を「3」で止めた。2併殺で残塁は1。9回完全試合なら打者27人だが、打者28人で完敗。二塁を踏むこともかなわなかった。梨田昌孝監督(57)は「これも野球やから。切り替えるしかないからね」と手の打ちようもない黒星を受け止めた。

 絶好調だったソフトバンク先発の大隣に、勢いをそがれた。初回1死から森本、稲葉が直球に連続見逃し三振でリズムに乗せた。2点を追う7回には、初めて先頭打者の田中が中前打で出塁したが、続く森本が二併。稲葉が見逃し三振で万事休した。8回からはファルケンボーグ、馬原とつながれ、今季11度目の完封負けを喫した。

 収穫は激しいAクラス争いをする3位ロッテ、5位オリックスがともに敗れたこと。森本は「唯一のチャンスを僕がつぶしてしまった」と反省したが「札幌で連勝していければ乗っていける」と前を向いた。残り12試合のうち10試合が、札幌ドーム開催。上位3強との4カード連続対戦のヤマ場を7勝5敗で乗り切り、地の利を生かせる状況だけは整えた。1年の大勝負をかける時が、到来した。【高山通史】

 [2010年9月13日11時13分

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