<日本ハム0-9楽天>◇14日◇札幌ドーム

 日本ハムが5位に転落し、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。先発したルーキー中村勝投手(18)、2番手須永英輝投手(24)が打ち込まれ、6回までに9失点。援護すべき打線は4安打とまったくいいところなく沈黙し、12日のソフトバンク戦に続き、2年ぶりの2試合連続完封負けを喫した。ライバルのロッテ、オリックスがともに勝ち、逆転でのCS進出から大きく後退した。

 もくろむ野望のよりどころを1つ、失った。自力でのCS進出の可能性が、消えた。収穫に乏しい大敗から約20分間、首脳陣が協議。梨田昌孝監督(57)は「残り試合は少ないけれど、やれることはやっていかないといけない」との悲壮な思いを形にした。3対3の大型入れ替えの敢行を決定した。15日から再度、仕切り直すことになった。

 2試合連続完封負けで、21イニング連続無得点。序盤で先発中村が崩れ、強攻策に終始せざるを得なくても、劣勢の流れを唯一変えられそうな見せ場はあった。3回先頭打者の鶴岡が二塁打で出塁したが、高口が空振り三振でまずムードは消沈。田中がつなぎ1死一、三塁としたが、巧打が売りの森本まで空振り三振を喫した。

 最終的に2死満塁としたが、無得点に終わった。生命線のつなぎの野球では致命的な三振が、投手陣の乱調とともに大敗へと真っすぐに向かう要因になった。梨田監督が「あそこで1点でも2点でも取れていれば、違ったんだけど」と嘆いた要所。中堅クラスの2人だけに、日本ハムらしくない淡泊さだった。5位に転落する重い一戦に、残り11試合を戦う正念場への明るい光は見えなかった。

 野手は鵜久森と村田が昇格、佐藤の降格が決まった。2安打と気を吐いた田中は「なかなかはい上がるには必要な連勝ができない。何とか、もがきながらやっていきます」と気丈に誓った。ケッペルの負傷でスクランブル先発して散った中村、厳しい敗戦処理をまっとうした須永も2軍行きで、今季中の再昇格は厳しい状況になった。2人の奮闘に報いる再スタートが、グラウンドに立つ権利を持つチームメートの使命になる。【高山通史】

 [2010年9月15日11時2分

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