優勝への秘策は、日本シリーズMVP右腕だ。優勝マジックを4としている西武は17日、最終調整を行った福岡に右肩痛から復調した岸孝之投手(25)を緊急招集した。守護神シコースキーが連投できない状態のため、2位ソフトバンクとの直接対決で代役ストッパー起用プランが浮上。今季初の奥の手で、2年ぶりリーグ制覇を敵地で決める。
最短だとあと2試合で優勝が決まるソフトバンク3連戦を前に、不安要素は抑え投手だ。右ひじ痛で15日から登板を控えていた守護神シコースキーが復帰できる見込みだが、潮崎投手コーチは「連投はさせない」と説明。代役には岸を指名し「8回からいって最後まで頼むケースもあるかも。前回登板から中4日あけて、投球を見てよければ2戦目(19日)から」と、ロングリリーフも含めたクローザーとして期待した。
渡辺監督も「うちには(代役に岸が)いるじゃん」と信頼を寄せる。岸は「後ろはやったことがないので…」と戸惑い気味だが、実績はある。プロで2度の中継ぎは、いずれも最後まで投げきって勝ち投手になっている。08年巨人との日本シリーズ第6戦では、4回途中から5回1/3無失点に抑え、逆転日本一を引き寄せた。昨季もCS切符をかけた10月1日ロッテ戦で2回2/3無失点と好投すると、チームは逆転サヨナラ勝ち。勝ち運もある「ストッパー岸」が最短19日に胴上げ投手になる可能性もありそうだ。【亀山泰宏】
[2010年9月18日8時28分
紙面から]ソーシャルブックマーク



