<日本ハム0-4オリックス>◇19日◇札幌ドーム
オリックスが金子千尋投手(26)の快投でクライマックスシリーズ進出争いに生き残った。1回2死。稲葉の強烈なライナーが右肩を直撃した。続く小谷野への2球目は、踏みだした左足のスパイクの歯がマウンドに引っ掛かってバランスを崩して投げられず、4年ぶりのボーク。盤石エースの動揺を感じ取った満員の札幌ドームが沸き返ったが、それも一瞬だった。「ああいうふうに当たるのは初めてで、びっくり。おかげで目が覚めました」という右腕は、いつも通りゼロ行進を続けた。
CS争いの望みをつなぐため、プロ初の中4日での先発。「どうかと思ったけど不安なく投げられた」。直球は降板前でも146キロ。同じ腕の振りからあらゆる球種をコーナーに収める抜群の制球力で、日本ハム打線を7回2/3、6安打無失点に抑えた。「昨日負けていたので今日は勝たないといけなかった」。チームの期待にしっかりと応えた。
日本ハム4連戦の初戦はダルビッシュに屈したが、これで1勝1敗。岡田監督は「これで五分やな。勝負なるんちゃうか。あと2つや」。試合後にはロッテが敗れ、CS圏と0・5ゲーム差まで接近。残り2試合での登板が予想されるエースがいる限り、希望の灯は消えない。【押谷謙爾】
▼金子千が7月1日楽天戦から13連勝。シーズン13連勝以上は05年斉藤(ソフトバンク)以来で、オリックスでは58年秋本13連勝、73年米田14連勝に次いで3人目。秋本、米田は連勝中に救援勝利も含まれており、先発勝利だけで13連勝は球団史上初めて。7月1日からの金子千はリリーフした1試合を除いてすべて白星。登板14試合で13連勝は40年須田(巨人)99年上原(巨人)03年斉藤(ダイエー)に次いで4人目。
[2010年9月20日12時35分
紙面から]ソーシャルブックマーク



