<日本ハム0-4オリックス>◇19日◇札幌ドーム
オリックスが金子千尋投手(26)の快投でCS争いに生き残った。プロ初となる中4日での先発で日本ハム打線を7回2/3、6安打無失点に抑え、ハーラー単独トップの17勝目を挙げた。1回に打球が右肩を直撃し4年ぶりにボークも記録と、波乱の立ち上がりも無関係だった。これで58年秋本(阪急)に並んで球団2位の13連勝。同率3位日本ハム、ロッテに0・5ゲーム差。エースが希望をつなげた。
今の金子千は矢でも鉄砲でも止められない?
1回2死。稲葉の強烈なライナーが右肩を直撃。痛みでジンジンしたが、2球の試投でGOサイン。続く小谷野への第2球だった。踏みだした左足のスパイクの歯をマウンドに引っ掛け、4年ぶりのボークも犯したが、札幌ドームが沸き返ったのは一瞬だった。「ああいうふうに当たるのは初めてで、びっくり。おかげで目が覚めました」。その後はいつもの金子千がゼロ行進を始めた。
プロ初となる中4日での先発で降板前でも146キロを計測。同じ腕の振りからあらゆる球種をコーナーに収める抜群の制球力とともに、ハム打線を7回2/3、6安打無失点に抑えた。「昨日負けていたので今日は勝たないといけなかった」。チームの期待にしっかりと応えた。
再びハーラー単独トップとなる17勝目。球団2位タイのシーズン13連勝と、投げれば負けない。日本ハム4連戦はこれで1勝1敗。岡田監督が独特の節回しで言った。「これで五分やな。勝負なるんちゃうか。予定通りやんか。金子で1つとるというのあったから、今日とって五分にして、あと2つや」。試合後にロッテが敗れ、ついにCS圏と0・5ゲーム差まで接近した。
金子千の先発は残り2試合。エースがいる限り希望の火は消えない。
[2010年9月20日11時50分
紙面から]ソーシャルブックマーク



