<中日1-0阪神>◇22日◇ナゴヤドーム

 阪神久保康友投手(30)の力投は報われなかった。先発で8回を投げ散発3安打無失点。だがこの日は悲しいほど、打線の援護に恵まれなかった。

 久保は「攻撃のリズムをつくってあげられなかった」と真っ先に反省を口にしたが、ほとんどピンチらしいピンチもない危なげない投球だった。むしろ攻撃陣が再三チャンスをつぶしても、力投でイヤなムードをねじ伏せ、流れを呼ぶ献身投球だった。

 140キロ台後半の真っすぐと変化球の緩急を自在に操り、中日打線に的を絞らせなかった。8回105球の省エネピッチ。大事な試合と理解し「僕は1人で投げるつもりでいました」と、9回も投げる意気込みだった。

 打線の援護さえあれば広島前田健に並ぶリーグ最多の14勝目をつかめたが、それ以上に欲しかったのはチームの勝利。「負けたら一緒です」。痛い敗戦にがっくり肩を落とした。

 [2010年9月23日11時30分

 紙面から]ソーシャルブックマーク