<中日1-0阪神>◇22日◇ナゴヤドーム
まっすぐと前を見据えてベンチに歩いた。阪神の守護神藤川球児投手(30)はベストを尽くしたが球運から見放された。「狙い通りの攻め」かと聞かれた右腕は「そう。何が起こるか分からないからね」と唇をかんだ。
0-0の9回1死満塁、絶体絶命のピンチでコールを受けた。対するは代打堂上剛。150キロ級の直球でグイグイと押し込み、ファウルを3つをとった。勝負をかけた4球目。バッテリーが選んだのはフォーク。うまく引っかけさせた緩い打球は一塁ブラゼルの前へ。そして悲劇の結末…。
「久保田が1つ(アウトを)とってくれたからね」と無死満塁から1死奪ってバトンをくれた盟友を気遣い、抑えきれなかった責任感をにじませた。ショックはあるだろうが、悔やんでいるヒマはない。「これからも1戦1戦ね。また明日からやね」と戦闘モードの継続を力強く誓った。
[2010年9月23日11時29分
紙面から]ソーシャルブックマーク




