小川淳司監督代行(53)の来季監督就任が決まったヤクルトの組閣が本格的に動きだした。球団は25日、猿渡寛茂2軍監督(61)八木沢荘六2軍投手コーチ(65)と大田卓司2軍打撃コーチ(53)の契約満了による退団を発表。あわせて10月5日からの宮崎フェニックスリーグでは真中満2軍打撃コーチ(39)が指揮を執ることも発表されたが、そのまま2軍監督に就任することが濃厚だ。

 球団から来季の2軍監督就任を要請されている荒木投手コーチが固辞する意向を示している。荒木コーチが来季も1軍投手コーチを務める場合、打撃コーチに就任予定の伊勢打撃巡回コーチがヘッドを兼任するか、ヘッドコーチを配置しないことを含めて、今後検討していく。

 2軍スタッフには、昨年まで楽天で打撃コーチも務めたOB池山隆寛氏(44)を招聘(しょうへい)する方向だ。淡口憲治1軍打撃コーチ(58)は退団する方向で、シーズン終了後にも発表される見通しだ。球団は9月中にも新体制を固める方向で調整している。

 [2010年9月26日7時37分

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