阪神能見篤史投手(31)は5日のヤクルト戦に、またも中2日で先発し、昨季からの連勝を11に延ばす。前回登板した2日の広島戦も、中継ぎで2イニングとはいえ、中2日で臨んだ。ハードな役割を担うが「(この時期に)万全な人などいない。(連勝は)やるべきことをやれば結果はついてくる」と、淡々と語った。

 この日は、甲子園で行われた投手の指名練習に参加し、キャッチボールやダッシュなどで汗を流した。今季は右足甲の骨折から長く戦列を離れ、チームに迷惑をかけた思いが強い。「今はもう上(優勝)がなくなったので、次は2位が目標のひとつ」。2位でのCS進出へ、そして逆転日本一へ、クールな男はフル回転の覚悟を決めていた。

 [2010年10月5日10時16分

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