西武に強力なオプションが加わった。5日、フェニックスリーグで韓国ハンファと対戦し、中村剛也内野手(27)が「5番三塁」で先発した。右ひじ手術から8月25日に1軍復帰して以来実戦では初の守備。守備機会は1回のボテボテの内野安打しかなかったが、リズムが生まれたのか2安打1打点とバットで結果を出し「(久々で)不安はあったけど、もっと飛んできてほしかった。打つ方は普通にやっていきます」と充実感を漂わせた。

 さらに、中村を守らせたことでDHに入ったブラウンが6回に決勝3ランとはまった。シーズン終盤は左翼を守ることもあったが、難のある守備から解放されて勝負強さを発揮。渡辺監督はCSでの中村の三塁スタメンについて「未定」としつつ「当然そういうこと(ブラウンのDH起用)を視野に入れながらの準備。いける状態と確認した」と手応え十分の様子だった。

 [2010年10月6日7時39分

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