楽天が監督招聘(しょうへい)に乗り出している阪神星野仙一オーナー付シニアディレクター(SD=63)が、19日にも緊急会見を開く可能性が高まった。楽天との交渉に臨む前に、立場を明確にする狙いがあるとみられる。

 18日の毎日放送ラジオ「星野仙一の熱血仙一夜!」で、監督就任に向けて「これからじっくり考えていこうと思う」と発言した。同番組は17日、阪神が巨人とのCSファーストステージ敗退を受けて収録。ファンから楽天について聞かれると「ある意味、うれしいね。心配してくれるのは。どこでも行ってくれと言われたら寂しい」と語っている。

 この日は兵庫県内のゴルフ場で阪神OB会長で盟友の田淵幸一氏(野球評論家)とラウンド。星野SDが監督就任となれば同氏も楽天入りが有力視されている。すでに阪神坂井オーナーも楽天からのオファーを容認済みで、近日中にも交渉が行われる運びになっていた。

 [2010年10月19日9時39分

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