巨人の渡辺恒雄球団会長(84)が26日、都内で取材に応じ、V逸したチームの立て直しのため、編成部門を統括するゼネラルマネジャー(GM)の必要性について熱弁を振るった。

 25日に会談した原監督とも意見は一致したといい、「選手の強化に専念していた人間が(巨人には)いない。そういうところをこれから最初からやり直す」と、GM制の導入を真剣に検討する考えを明かした。

 渡辺球団会長は、ヤンキースのキャッシュマンGMを例に挙げ「(ヤ軍を)強化したのはキャッシュマン。ああいう存在が巨人にいないんだよ。野球だけの専門家がフロントに必要。監督にも、オーナーにも、代表にも、対等にものが言える人間が必要。生え抜きじゃなくたっていい。能力のある人がいるはず」と力説した。

 「昨日の今日だから」と導入時期や人選などは白紙の状態。それでも、着実に強化が進んでいる育成システムに比べて、選手補強で成功するケースは少ない。今季も外国人選手がほとんど機能せずに、苦しい戦いを強いられた。渡辺球団会長は「いい人がいたら教えてくれ」と熱のこもった口調で訴えた。

 [2010年10月27日8時30分

 紙面から]ソーシャルブックマーク