<フェニックスリーグ:ロッテ4-4斗山ベアーズ>◇26日◇宮崎アイビースタジアム

 あわや赤っ恥になるところだった。CSファイナルステージを突破したスタメンで臨んだロッテだったが、26日のフェニックス・リーグ斗山戦(宮崎アイビースタジアム)で、まさかの苦戦を強いられた。まったく情報のない韓国の投手を相手に打ちあぐねる展開。雨天中止続きで試合から遠ざかっていた野手陣に試合勘が戻っていなかった。

 相手は2軍にもかかわらず、6回まで3点のリードを奪われた。7回、金泰均内野手(28)の2ランと8回、岡田幸文外野手(26)の2点適時三塁打で同点とし、なんとか敗戦は免れたものの、試合中、ロッテベンチからは「あっちは2軍でしょ。やばくない?」という声ももれるほど。危機感とともに、試合勘を取り戻そうという意識が高まった。

 岡田が同点打を放った斗山の李庸燦はプロ入り2年間で51セーブを挙げ、昨年は新人王とセーブ王を獲得した韓国代表の快速ストッパー右腕。この試合、相手側で唯一出場した主力を「仮想浅尾だ」と言って打ち崩した。岡田は「球は速かったけど、コントロールは甘かった。右翼手が中堅よりに寄っていたので、ど真ん中のスライダーを思い切り引っ張った」と、仮想浅尾打ちを振り返った。

 ともあれ、CS後初めての試合で、日本シリーズに向けて再出発を切れた。西村監督も「外で、相手がいてできたのは収穫。もう1試合あるし、しっかり調整して名古屋に入りたい。主力も何打席か立てて良かった」と納得の表情。来るべき決戦に向けて、また1歩、前進した。【竹内智信】

 [2010年10月27日8時31分

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