今季プロ野球新記録のシーズン1244三振を奪ったソフトバンク投手陣が、11月1日からの宮崎秋季キャンプで「大反省会」を開く。高山投手コーチが1クール1、2度の頻度でバッテリーミーティング開催を明言した。「(バッテリー)全体で5球団への配球を見直す。どうして抑えられたのか。どうして打たれたのかを、みんなで考える」。杉内や和田のWエースも参加。摂津、馬原ら強力救援陣も含め、スコアラーが用意した資料映像に目を凝らすことになる。

 シーズン防御率3.89はリーグ2位。被本塁打99本も、パで唯一2ケタのチームと、決して投手陣はシーズン通じて不調ではなかった。それでも、西武(4.76)、日本ハム(4.73)、オリックス(4.44)には、対戦防御率がいずれも4点台。全員の知恵を集めることで、苦手克服の道を切り開こうというわけだ。

 秋季キャンプでは投手陣に1.2秒以内のクイックモーション取得が義務づけられている。ソフトバンク投手陣は、腕を磨くだけでなく、頭も鍛える。

 [2010年10月31日11時41分

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