広島は7日、メジャー通算79発のクリーンアップ候補チャッド・トレーシー内野手(30=マーリンズからFA)の獲得を発表した。球団助っ人野手で1年目の年俸として、歴代最高の80万ドル(約6400万円)契約金50万ドル(約4000万円)で契約した。背番号は43となった。

 年俸80万ドルは08、09年に在籍し今季メジャー復帰してワールドシリーズで勝利投手にもなったルイス(現レンジャーズ)の1年目年俸85万ドルに及ばないが、野手としてはシーツやロペスの60万ドルを超え、歴代助っ人でも最高評価となる。

 球団首脳は「打撃もグリップの位置が動かないし、日本の投手にも対応できると思う」と期待した。球団はまた、ブライアン・バリントン投手(30=ロイヤルズ)と年俸65万ドル(約5200万円)で、デニス・サファテ投手(29=オリオールズ傘下3A)と同45万ドル(約3600万円)で合意したと発表。バリントンは背番号42、サファテは58となる。(金額は推定)

 [2010年12月8日10時27分

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