ソフトバンク小久保裕紀内野手(39)が、プロ18年目となる来季も主将を務めることが正式決定した。11日、契約交渉を行い、現状維持の来季年俸3億円で更改。会見の席で秋山監督と約束を交わしていたことを明らかにした。

 「CSで負けた日に秋山監督から『オレが監督している間はキャプテンから外さない』と言われた。憎まれ役を買って出てよかったなと思った瞬間。でも、まだそのときは契約していなかったので」

 来季契約を終え、主将3年目が決まった。

 主将の役割を果たし、日本一へのけん引役になる。球団は内川&細川とFA補強。小久保は「彼らは言わなくても分かる選手。でも、コミュニケーション不足はあってはならない。2月キャンプで食事に行きたい」。打撃で凡退しても走塁や守備に引きずらないのがホークスの伝統とし「走攻守で分けて考えられるのがウチのいいところ」とチーム方針の伝達役になることを宣言した。

 来季は40歳になる。09年18本塁打、10年15本塁打と負傷も影響し、ここ2年は20アーチに満たなかった。「山崎武さんのように40歳を超えても本塁打を量産できる選手がいる。それに向けて準備する」。通算400号に王手をかけたスラッガーは、豪打復活を誓った。

 [2010年12月12日10時44分

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