巨人原辰徳監督(52)が新キャンプ地に合格点を与えた。12日、来年2月下旬に第2次キャンプを行う沖縄セルラースタジアム那覇を視察し「那覇の皆さんが宮崎に負けないような施設を造ってくれた。素晴らしいキャンプができるという予感がする」と、満足そうに語った。

 室内練習場やブルペンなどもくまなく見て回った原監督は、本球場以外の練習環境も充実していることに「申し分ない。いやあ、驚きました」と感嘆の声を上げた。2月下旬は、1軍と2軍の振り分けが本格化する時期で「ここに来ることが開幕1軍への登竜門になるのは間違いない」と、当落線上にいる若手には沖縄キャンプ参加を目標にするよう求めた。

 視察を終えた原監督は、最後に1つだけ要望を伝えた。案内役を務めた那覇市・翁長雄志市長(60)に、同球場の“ボールパーク化”を勧めた。大リーグのように内野に天然芝を敷くプランで「ボールパークと呼べる球場は(マツダスタジアムなど)日本に3つしかない。沖縄もその1つに加わってはどうか、と提案させていただいた。来年早々というのは無理かもしれないが、近未来にはできるかもしれません」と笑みを浮かべた。【広瀬雷太】

 [2010年12月13日12時7分

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