佑ちゃんはマー君に負けない!
日本ハム前監督で、来季から米大リーグ・ドジャースのベンチコーチに就任するトレイ・ヒルマン氏(47)が13日、札幌市内の日本ハム球団事務所を訪れた。日本ハム監督時代の06年夏甲子園に熱視線を送った前指揮官は、ドラフト1位で獲得した早大・斎藤佑樹投手(22=早実)について言及。11勝した楽天田中将大の1年目並みの活躍に太鼓判を押し、超一流へのアドバイスも送った。
3年ぶりに来日したヒルマン前監督も当然、知っていた。球団事務所に到着すると「ヒサシブリ~」と日本語で登場。大社オーナーら関係者と再会を果たすと、入団する斎藤の話題に触れ「藤井社長が(競合の抽選で)またやったと聞いたので、ファイターズにとって明るい話題だね」と軽快に話した。
07年シーズン限りで米国に戻ったが、斎藤の高校時代の姿は脳裏に焼き付いていた。「北海道の駒大苫小牧高校と甲子園の決勝で戦ったことをはっきりと覚えている」とニヤリ。当時は同じ北海道の駒大苫小牧・田中(現楽天)に注目していたが、ハンカチを使った斎藤も印象深かった。
楽天田中は07年のルーキーイヤーに11勝。その姿を同じグラウンドで見てきた。「斎藤も11勝くらい?
こればかりは周りに左右されることだが、打つ方がサポートすれば、同じような成功を収めてもおかしくない。プロの水に慣れたら、皆さんの期待と同じくらいの結果を残すと思う」と、1年目からマー君級の活躍を予言した。
米マイナーの指導者時代は、ヤンキースの顔となったデレク・ジーターを指導し、ロイヤルズ監督時代は09年サイ・ヤング賞のザック・グレインキーらメジャーの一流選手を見てきた。「1つ共通しているのは、その時々の場面に流されないこと。注目されて重圧もあるだろうが、ちょうどいい具合に受け止められる、気持ちの安定している選手が成功している」と助言した。
旧交を深めるため12日から来日し、20日の帰国予定日までイベント出演などをこなす。米国でもインターネットや関係者に連絡し、日本ハムの動向を気に掛けていた前指揮官は「北海道のファンは世界で一番。発展を陰ながら応援したい」と話した。“持っている”斎藤の2ケタ勝利は、シンジラレナ~イ話ではないようだ。【村上秀明】
[2010年12月14日10時45分
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