左肘痛からの完全復活を目指す阪神岩田稔投手(27)に、開幕ローテ入りへ向けたノルマが設定された。山口高志投手コーチ(60)が10日、兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で行われた新人合同自主トレを視察。(1)キャンプ初日2月1日に捕手を座らせたブルペン投球(2)安芸移動後に行われる紅白戦までの実戦登板の2つを、ハードルとして課した。

 山口コーチは、ゼッケン付きのビブスを着た新人を横目に、今年左肘痛から完全復活を期する左腕の動きを確かめていた。開幕ローテの一員として期待をかけているだけに、あえて厳しい視線を注いでいた。

 山口コーチ

 久保、能見とは違うから、早めにできるというところを見せてほしい。できなければ、代わりを探すだけ。

 現状では、開幕ローテ候補の6人に名を連ねている。だが、あくまで完全復活すればという条件だ。昨年3月に左肘手術を受け、実戦復帰は10月26日のフェニックス・リーグ巨人戦。高知・秋季キャンプではシート打撃に登板したが、安心はできない。基準を設けることで、目に見えた形の判断材料にする。

 岩田は、今月13日から始まるソフトバンク杉内との合同自主トレに向け、決意を語った。

 岩田

 ケガをしないのが1番。去年失敗しているので。杉内さんを追いつき、追い越せという気持ちも出ると思う。今年は1年間しっかり働きたい。

 目指すは開幕ローテ。自らの不安を振り払い、周囲を納得させ、岩田が1歩ずつ階段を上る。【鎌田真一郎】

 [2011年1月11日11時9分

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