日本ハムのドラフト2位ルーキー西川遥輝(はるき)内野手(18=智弁和歌山)が、球界の「タイガーマスク」襲名を大目標に掲げた。千葉・鎌ケ谷での新人合同自主トレ2日目の13日、将来的なボランティア活動構想を披露。全国に広がっている「タイガーマスク運動」に刺激を受け「いい話ですよね。僕も何だったら、何かかぶりましょうか?

 仮面ライダーでも!」と本気だった。

 次世代の野手陣を担う期待の有望株は、壮大な夢を描いていた。チームの先輩ではダルビッシュと稲葉が代表的な存在だが、成功を収めた選手が社会貢献活動にいそしんでいることに、あこがれを抱いている。「僕も活躍して、ボランティアとかそういうことができたらいい」。タイムリーに、日本全国で巻き起こっている話題を目にし「何百件ですよね。見てますよ」とさらに思いは強くなった。

 今季の新人では斎藤佑に次ぐ高評価で、日本ハム入り。その陰に隠れ、脚光を浴びる機会は少ないが、ひそかに計画を温めていた。「何かできたらいい」という野望を成長促進剤にして、狙うは早期の1軍定着。甘いマスクの「タイガーマスク予備軍」に注目だ。【高山通史】

 [2011年1月14日11時30分

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