細川さん、ビシバシ、シンカー投げますよ!

 ソフトバンク摂津正投手(28)が18日、馬原、神内らと佐賀市内での自主トレを公開。決め球のシンカーに磨きをかけることを宣言。西武からFA加入した細川亨捕手(31)に対し、どんな落ちるボールも止めるように要求した。

 「すごい捕手が入ってきてうれしい。思い切ってシンカーを投げることができる。全部止めてくれると思うし、対等にコミュニケーションをとっていきたい」。

 制球に磨きをかけるため、グラブを今までより5ミリ短くし、10~20グラム軽くした。グラブを軽量化して左手の負担が軽減される。投球フォームを固めて、コントロールを安定させるのが狙い。細川のミットを目がけて投げる準備は万全だ。

 「細川さんに引っ張ってもらうだけではだめ。自分なりの意見をしっかり持って接していきたい」。

 タカのセットアッパーとして不動の地位を築いた。巨人山口、越智、中日浅尾、阪神久保田…他球団で同じ役割を担う投手にライバル心もある。制球力を上げ、決め球のシンカーを投げ込む。パ・リーグ屈指の捕手である細川の加入は、摂津の能力をさらに高める可能性がある。

 「肩の状態もすごくいい。70試合登板というのをひとつのモチベーションにして、高い目標を持ちたい」。

 3年連続の70試合超えと目標は高い。昨季はリーグ優勝しながら、日本一にはなれなかった。心強い捕手を相手に伝家の宝刀シンカーを投げ込み、日本一のキーマンとなる。

 [2011年1月19日11時52分

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