甲子園、東京6大学のアイドル投手の先輩、元巨人の江川卓氏(55)が、佑ちゃんに太鼓判を押した。テレビ番組の企画で鎌ケ谷を訪れ、日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)のブルペン投球をチェック。立ち投げでの試運転段階だが、初めて直視した姿に一目ぼれ。常に低めに制球できるフォームなど総合力を評価し「投げ始めからボールが浮くことがない。非常にまとまっている」と話した。

 プロでの成功モデルとして、同年代にしのぎを削った213勝技巧派右腕、元広島の北別府学氏(53)の名前を挙げた。「北別府みたいなタイプになれば200近くは勝つんじゃないか」と、将来の名球会入りを示唆するほどだった。

 斎藤佑は「偉大な野球界の先輩。アドバイスいただけたら」と感謝。ただ北別府氏は世代が違い、「名前はもちろん知っていますが、リアルタイムでは知らないので…」と、自らと重ね合わせるのは難しそうだった。

 [2011年1月22日12時43分

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