独眼竜打法で戦国パに覇をとなえる。楽天岩村明憲内野手(31)が23日、都内ホテルで宇和島伊達家13代目当主の伊達宗信(むねのぶ)氏(39)と初対面した。愛媛・宇和島出身の岩村が同じ伊達藩だった仙台でプレーする縁で、宗信氏が対面を希望していた。あの伊達政宗の直系子孫の激励に、熱き“もののふ魂”を注入された。

 わが行く手を阻む者は一刀両断じゃー。戦国乱世を駆け抜けた政宗の叫びが聞こえたのかも知れない。独眼竜の血を継ぐ宗信氏と会い、岩村の心に火が付いた。「星野監督が闘将と呼ばれるように、戦った人の精神力が欲しい。(宗信氏と)同じ空気を吸えて自信になりますね」と目をギラつかせた。宇和島藩の藩祖は政宗の長男秀宗。ペナントレースという戦場(いくさば)に向かう岩村にとって、貴重な対談だった。

 ヒントを得た。侍よろしく刀をバットに替え、新天地に向かうが「独眼竜政宗は相手を『心眼』で倒したのでは。同じように打つのは無理だけど、近い形で相手投手と対戦したい」。真実を見抜く心眼。投手心理も読み「納得いくシーズンにしたい」と誓った。一方の目を隠し、体を動かすことで動体視力を養う“独眼竜トレ”の導入も検討する。

 「優勝を」と求めた宗信氏は、伊達家所蔵のお宝のレプリカを贈ることを約束。将が用いた軍扇や、かぶとの前立てが候補という。殿様の力添えも得て、平成の侍は闘将の天下統一に死力を尽くす。【古川真弥】

 [2011年1月24日8時27分

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