オーバーサーティーの底力を見せる。楽天川井貴志投手(34)が29日、チェンジアップに磨きをかけ先発枠を狙うことを誓った。Kスタ宮城でブルペン入りしたベテラン左腕は「言われたところで投げるだけ。でも、最後に狙うのは先発ですよ」と力を込めた。

 昨季は17試合登板のうち12試合に先発。中継ぎもこなす貴重な存在だが、先発を目指すのは「自分は決め球がない。短いイニングより、長いイニングで何点以内に抑えられるかが勝負なんです」と己を熟知しているからだ。今季で13年目。「チェンジアップを磨きたい。空振りが取れるように」と、あくなき向上心を抱く。最後に「おっさんパワーで頑張ります!」と高らかに宣言した。

 [2011年1月30日10時30分

 紙面から]ソーシャルブックマーク