オリックスに入団した朴賛浩投手(37)が韓国人助っ人の底力を見せる。30日、李承■内野手(34)とともに大阪市内のホテルでダブル会見。メジャー17年間でアジア人最多124勝を挙げた「韓国の伝説」が日本球界初参戦に向けて、自信たっぷりに語った。

 「米国にいたときから、野球を通して韓国野球のイメージが上がったと思う。日本でも(元中日)宣銅烈や李承■、林昌勇、金泰均らの活躍でイメージが変わった。僕ら2人がオリックスに来たことで、また認識が変わるだろう」。

 笑顔を交えた風格あふれる会見だったが、ソフトな口調の中にプライドがにじんだ。最大のライバル国で、母国の「看板」を背負って戦う覚悟は強い。

 「私はかなり日韓の歴史を学んできた。ライバル心はとても強い。過去の日韓戦でも強い気持ちで戦ってきた。だが日本と戦うと学ぶことが多く、それが自分の力になった。日韓戦を通してみんなはとても重要なものを学んできた」。

 日本野球は少年時からいつも意識していたという。06年WBCでは日本戦に2試合登板。先発と抑えで勝利に導いたがチームは準決勝で日本に敗れた。ドジャース時代には同じパイオニアの野茂英雄がいた。「野茂さんの活躍がいつも目標だった。感謝しているし、とても尊敬している」。

 歴史的背景を頭に入れながら心は日韓戦のように熱く、頭は冷静に。野球を通じてお互いに認め合える関係が朴の描く理想。「ときめいている」という右腕の新たな挑戦が始まる。【柏原誠】※■は火へんに華

 [2011年1月31日11時8分

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