FAで新加入したソフトバンク細川亨捕手(31)は、キャンプ初日に早速ブルペンに座り、エース和田らの3投手の球を受けた。まずブルペンに入るや、迷わず投球練習途中の和田の前に座った。

 「和田は何か考えてやっているのかな思ったんで、和田の球を捕ってみようと思ったんです。えぐい球投げますよね」。

 約20球受けた後はしばらく和田と投球について話をした。次は高橋秀、岩崎と今季の先発右腕として期待される2人の球を受けた。自主トレで摂津とキャッチボールをしたことはあったが、本格的にブルペンでタカ投のボールを受けたのは初めて。「こんな感じでコミュニケーションを取っていきたい。捕手はグラウンドの監督ですから」。

 これからもブルペンでどんどん投手とコミュニケーションを取るつもりだ。「捕手じゃないとわからないことがあるからね。うちの投手全体を把握してもらいたい」と王球団会長も細川の積極的な姿勢に大歓迎だ。

 打撃練習では藤井打撃コーチや立花打撃コーチのアドバイスを受け、練習後も居残りで特打をこなすなどキャンプ初日から精力的に動いた。「西武と比べると観客も関係者も多いですね」。気持ちも新たに、正妻候補が動きだした。

 [2011年2月2日11時37分

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