「もみあげチェンジ」で開幕1軍!?
ソフトバンクの新助っ人アンソニー・レルー投手(28=米アスレチックス3Aサクラメント)が2日、初のブルペン入り。直球と、決め球チェンジアップを22球投げ込んだ。これまで変幻自在に形を変えるというもみあげが注目されていたが、実力も十分。外国人枠&先発枠入りへ名乗りをあげた。
もみあげ男の22球の初投げは、厳しいバトルを生き抜く決意にあふれていた。新助っ投のレルーが、スリークオーター気味の右腕から、ボールを次々と低めへ制球した。カーブやスライダーを投げないわけではないが、主な武器は直球とチェンジアップの2種類だけ。秋山監督や王球団会長がネット裏で見守る中、決め球・チェンジアップの威力を見せつけた。
「この時期にブルペンで投げるのは初めて。焦らないように、開幕の3月25日に向けて仕上げていく。今のところはすべて順調。きっちりと投げられた」。
主に直球とチェンジアップの2種類で勝負する投手といえば、昨季限りで現役引退した通算601セーブのブルワーズ・トレバー・ホフマンが思い浮かぶ。真っすぐと同じ腕の振りから繰り出されるチェンジアップは、タイミングが取りにくく、メジャーを代表する魔球といわれた。レルーも手先は起用で、ホフマンばりにチェンジアップを自在に操るようだ。トレードマークのもみあげの形は今後変えていくというが、変化させるのは見た目だけではないというわけか。
レルーの存在によって、2つのバトルが白熱する。1つは外国人枠。ファルケンボーグと、右膝リハビリ中のオーティズは順調であれば当確。支配下選手でいけば、残り2席をホールトン、陽耀勲を合わせた3人での争いとなる。高山投手コーチは「ホールトンもレルーを意識するのは間違いない。(ホールトンが)体をかなり絞って来日しているからね」と口にした。
もう1つは先発ローテ枠だ。外国人枠を争う2人に加え、小椋、山田、大隣、新垣、大場、岩崎、高橋秀、下沖ら候補がズラリ。斉藤学投手コーチは「ローテ入りが決まっているのは杉内と和田の2人だけ。あとは全員の争い」と話す。残り4席を奪おうと、全投手がこの日までにブルペン投球した。
秋山監督はレルーについて「バランスがいいし、コントロールもいい。球持ちもいい」と好感触。紅白戦初登板も19日に決定。大砲カブレラや内川&細川の加入で野手のポジション争いが激しいが、投手バトルは異色のもみあげ助っ人が盛り上げる。【松井周治】
[2011年2月3日12時7分
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