和式トイレでしゃがめた!

 阪神城島健司捕手(34)の、安芸キャンプ後の1軍合流プランが見えてきた。第1クール(C)最終日の3日、すでに膝に負担のかかる和式便所でしゃがむ動作をし、昨年11月に手術した左膝に問題のないことを明かした。順調に回復すれば、22日のキャンプ打ち上げ後に1軍合流の可能性も出てきた。

 城島が、声のトーンを落として真顔で言った。昨年11月に手術した左膝について、衝撃事実を明かした。

 城島

 12月中旬には和式便所はクリアしていましたからね。膝を曲げ込んでいくのに洋式は関係ない。最初はまあまあビビッていたんですが、全く問題ない。和式便所が最初の課題だった。12月に90度(の角度)をクリアできて、今は2月ですからね。

 城島はオフ期間中に大型車で移動。「高速道路でガソリンを入れる時は(トイレは)和式なんですよ」。意外な?

 言葉で順調な回復ぶりを説明。ひざの曲げ伸ばしにも自信を見せた。

 城島

 捕手じゃなければ、問題ない。本当にあと少しのところですが、このあと少しが長くかかるので慎重にやっていかないと。グッと曲げ込んでいった時に、手術のあとが1番大事なところになってくる。そこまでの動きはできている。第1Cは予定通り。順調。

 この日はスローイングなどの技術練習ではなく、約1時間半、約20種類のリハビリメニューを行った。両足ジャンプ、左足1本でのバランスなど左膝にも負荷をかけた。そして第3Cからノック解禁を明かした。

 城島

 ボールのノックとかもどんどん入ってくる。第3Cには間違いなくやる。(現在は)ダッシュ系ができないだけで、あとはもう本来の動き。ノックはなんてことない動きなので。

 安芸キャンプでの調整プランが見えてきた。第2Cで打撃練習を再開し、第3Cでノック解禁。第4Cは遠投などで肩をつくる。焦点は最終の第5Cだ。19日から1、2軍が合同練習を行う。城島は真弓監督らが滞在する20日以降にブルペンで投球練習する考えだ。さらに同時期にブルペンでの捕球が再開できるかが、ひとつの目安になる。

 城島

 (膝の)曲げ込みは最終段階。きれいに捕球の動作ができるか。1段階上がれば、はりも出るだろうし。

 最大の目標は1年間トータルでの活躍にある。ただ膝に負荷のかかる捕手の素早い動きが可能ならば、2軍が鳴尾浜に戻る22日以降の1軍合流も視野に入る。城島が復帰プランに沿って細心の注意を払い、復活への道を歩む。【益田一弘】

 [2011年2月4日11時18分

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