開幕バトル2月から!
開幕投手を争うソフトバンク和田毅投手(29)と杉内俊哉投手(30)が宮崎キャンプの紅白戦で同日に登板するプランが浮上した。首脳陣はすでに2人のどちらかを3月25日オリックスとの開幕戦(ヤフー)に先発させると明言。キャンプ終盤の紅白戦で有力候補者が異例の直接対決に臨む。
ファンにとっては夢の両エース同日登板プランが浮上した。監督・コーチ室で和田と高山投手コーチが面談。約10分間、今後の調整法や実戦登板時期について話し合った。
高山投手コーチ
世間話ですよ。今後のスケジュールとか、調整法とかをちょっとね。紅白戦?
投げますよ。(杉内と)同じ日くらいになるんじゃないかな。
首脳陣はどちらかを開幕投手に指名することを明言しているが、まずは同じ日の実戦マウンドで両エースの状態を見極める場ができそうだ。紅白戦は15日からの第4クール以降、4試合予定している。序盤は若手投手らの登板がメーン。エース2人の同日登板は、第5クールの21日になることが濃厚だ。
高山投手コーチ
2人のうちのどちらか。それしか言えません。2本柱ですから。
ガチンコバトルに臨む和田は足もとを固めて、2年ぶりの大役を狙う。この日はブルペン投球を行わず、下半身強化と遠投に終始。キャンプ初日以来、ブルペン投球を行っていないが、6日にキャンプ初の捕手を座らせた投球練習を行う予定だ。
和田
修正ポイントがあった。下半身も強化したかった。遠投デーはこれからもつくっていきたい。
足元を固めるため、今季からアディダス社と契約した。五輪金メダリストの高橋尚子さんらトップアスリートのシューズづくりを手がけていた三村仁司氏が昨年同社と契約。自身もこれまで同氏にスパイクなどを作ってもらっていた縁から、契約メーカーの変更を決めた。
和田
自分にとってはスパイクとランニングシューズが一番大事なんで。三村さんに作ってもらって今も履いているものに少し要望を加えて、開幕までに完成させたい。
例年のキャンプではハードな練習後に、宿舎まで約10キロの道のりをランニングで帰ることを日課としている。降灰の影響もあり今キャンプではまだ行えていないが、この日はゴーグルとマスクを着用し自転車で宿舎まで帰った。同日決戦に向けて着々と、和田が牙を研ぐ。【倉成孝史】
[2011年2月6日11時6分
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