オリックスの新外国人投手、アルフレッド・フィガロ(26=タイガース)とエバン・マクレーン(28=カージナルス)が先発での1軍外国人枠入りをかけ、ガチバトルを展開する。2人は13日、沖縄・宮古島キャンプの1軍練習で後藤、T-岡田のフリー打撃の投手を務め、フィガロは速球、マクレーンは低めへの制球力と持ち味を披露。岡田監督ら1軍首脳陣は、17日の紅白戦の先発対決、さらに22日の練習試合・巨人戦で結果を見ることを決めた。

 岡田監督

 あの2人は競争よ。外国人は枠の問題があるからな。同じ条件で投げさすよ。練習試合も一番強いところとやらせるわ。

 17日は紅組と白組に分かれて先発し、2イニングずつ。巨人戦は3イニング予定のリレーで結果を見る。エース金子千のリタイアで先発投手はほしいが、外国人は8選手いる。外国人4枠に朴賛浩(37=パイレーツ)、李承■(34=巨人)にバルディリス、右の新大砲候補のヘスマンやカラバイヨがひしめく。先発候補の2人に、椅子は1つだ。

 この日、フィガロは最速146キロの速球にカーブ、スライダーを交え36球で安打性は5本。T-岡田から2球連続空振りを奪った。マクレーンは最速136キロながらシンカー、ツーシーム、チェンジアップと多彩な変化球と制球力で、37球中安打性の当たりは7本。ともに許した柵越えはゼロで、勝負はほぼ互角。フィガロが「速さだけを求めるわけじゃない」と言えば、マクレーンも「開幕に向けて状態を上げていく」と胸をたたいた。17日と22日の実戦結果に注目だ。※■は火へんに華

 [2011年2月14日10時46分

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