3月25日の強行開幕を目指していたセ・リーグが、日程の再考を余儀なくされた。プロ野球セ、パ開幕日の発表から一夜明けた18日、文科省からナイター開催などを慎むよう文書が届いた。

 楽天星野仙一監督(64)が文科省に苦言を呈した。「会議で決まる前に言わなあかんやろ。もっと早く行動するかと思っていた。決まってから役人が言うのはおかしな話だ。だから後手後手だと言われるんだ」と語気を強めた。当事者ということもあり多くを語らなかったが、セの強行開幕には反対する気持ちを抱いている。だからこそ、文科省の動きの鈍さに腹が立ったのだろう。

 この日の中日戦は東日本大震災のチャリティーマッチと位置づけられていた。試合前には両軍選手が観客とともに犠牲者に黙とうをささげ、喪章をつけてプレーした。スタンドからは鳴り物の応援が消え「がんばろう東北」の横断幕が掲げられた。「こんな状況ではお客さんも鳴り物の応援をする気にはなれんやろ」。被災者を思いやりながら「野球をさせてもらっていて申し訳ない。1日も早く、みなさんが立ち直れるよう、元気あるチームにしたい」と誓っていた。