球友へ届け、真心-。広島前田健太投手(22)が母校PL学園の同期生とともに東日本大震災の被災地へ義援金を送ることを明かした。
「高校の同級生の家が流されたみたいです。被害に遭って…。(他の)同級生と話し合って、義援金を集めようとなりました」。
PL学園の同期だった仲間は都内に住むが、親が宮城・気仙沼市で生活し、津波に遭ったことを最近、伝え聞いた。「無事だったので良かったですが」と胸をなで下ろしたが、多くの人たちが苦しむ現状に心を痛めている。高校時代の仲間と声を掛け合って、義援金を募ることにした。
大阪・忠岡町出身の前田健も95年の阪神大震災当時、6歳で大地震を経験。「かなり揺れたのは覚えています。周りの被害とかは記憶にないですが」。広島に住んでいても、遠く離れた被災地へと思いをはせた。この日は球団から100万円の義援金を送ることも発表した。
マツダスタジアムで練習し、今日23日に行われる阪神との実戦形式の合同練習での先発に備えた。13日にソフトバンクを相手に登板してから左手のアクシデントで実戦を回避してきたが最後の調整登板に臨む。
「最後、いい投球をして開幕を迎えられればいい。とにかく内容。いい投球で終われればいい。(日程が)後ろにずれるなら、調整の時間もあるし、問題ないですね」。
現時点では、開幕戦に予定されている29日の巨人戦(マツダ)に集中する。力投することで仲間への思いを体現する。【酒井俊作】




