開幕延期にともなう実戦形式の合同練習が23日、各地で始まり、阪神は広島と対戦した。
阪神城島健司捕手(34)が左膝手術後初めて盗塁を刺した。5回2死一塁。昨季盗塁王の梵が走者。3番広瀬の4球目。外角に逃げていくスクリューを、腰を浮かしながらキャッチ。素早く握り替えて投げたボールはやや一塁側にそれる。それでも、平野の捕球と同時にタッチ。タイミングは余裕だった。
統一球の影響で、足を絡めた攻撃が増えることが予想される。それは、捕手の見せ場が増えることを意味する。「多くなったら、がんばります。多くなっても、僕の技術が上がるわけじゃないですけどね」と歓迎した。昨季は盗塁阻止率3割4分9厘の数字以上に、走らせないプレッシャーを与えた。膝に負担がかかる瞬時の動きも現状で不安はない。
「受けていない投手を受けてみたい」と開幕投手の能見と新人榎田を受けた。「(能見は)僕も探り探りで彼が投げたいボールを優先的に投げさせた。(榎田は)9割9分9厘、彼の仕事でしたよ。僕は何もしていない」と投球を確認した。
初遠征となった札幌では19日に新人の榎田や鶴、藤原を誘ってすしを振る舞った。若手投手とも積極的にコミュニケーションをとった。肩も温まり、開幕への準備は着々と進んでいる。【鎌田真一郎】



