開幕延期にともなう実戦形式の合同練習が23日、各地で始まり、オリックスはソフトバンクと対戦した。

 オリックスの新大砲マイク・ヘスマン内野手(33=メッツ)が天井直撃のち捕飛という珍打球を放った。ソフトバンクとの実戦練習の5回。ホールトンの直球を強振すると、白球が福岡ヤフードームの高さ68メートルある天井目がけて真上に発射。そのまま鉄柱にぶち当たった打球は方向を変え、慌てた細川が最後はフェアゾーンで大の字にひっくり返ってグラブに収めた。

 本人は「当たったのが全然知らなかった」とすごすごベンチに下がったが、ここで12年プレーする川崎は「すげえ、初めて見た」と口をポカ~ン。ただ肝心のゲームは開幕戦の相手に散発3安打。6度も3者凡退で二塁すら踏めなかった。報道陣のスコアブックをのぞき見た岡田監督は「スタンドと一緒やな」と、無観客形式だった客席と貧打線をかけ合わせた。

 実戦は2試合連続完封負けと寂しい結果。3打数無安打でもヘスマンの“天井弾”が目立った。飛ばないとされる統一球もマイナー329発のパワーには無関係。岡田監督は「おれも初めて見たわ。それだけスイングが速いんや。真上にはなかなか上がらんで」と笑っていた。ちなみにフェア地域にある天井の鉄柱などに球が挟まった場合、賞金500万円。もちろん公式戦だけの話だが…。【押谷謙爾】