4・12開幕戦のキーマンは「下位打線の4番」松田だ!

 ソフトバンク松田宣浩内野手(27)が24日、開幕戦で対戦するオリックスとの実戦形式の合同練習(福岡ヤフードーム)に、7番三塁で先発。5回1死三塁で右越え適時三塁打を放った。前日の同カードに続く2戦連続の長打で、嫌なイメージを植え付けた。

 右翼方向へグングン伸びていく打球が、開幕前からオリックス首脳陣の頭を痛くしたはずだ。5回。1死三塁から松田がフルスイングしたライナー性の打球は、背走した右翼手駿太の頭上を越えた。俊足を飛ばし、楽々三塁へ到達。前日も第1打席で左翼線へ強烈な二塁打を放ったが、開幕前哨戦で嫌なイメージを植え付けることに成功した。

 「追い込まれてたんですけど、高めにきたので思いきり振った。芯でとらえたので、右方向だったけど伸びてくれました」。

 開幕カードで対戦する「カモ」を、今季もいじめまくる。09年はオリックスとの対戦打率3割8分5厘をマーク。昨季もカード別の打率ではパ5球団では最も高い2割8分9厘だった。昨年5月の対戦では、京セラドーム左翼最上段の5階席まで運ぶ特大本塁打を放つなど好相性だ。

 「特別にオリックスが得意とか意識はないです。ただ打てているなら、今年も打てるようにしたい」。

 開幕戦のキーマンだ。今季のソフトバンク打線は、1発を狙える打者がそろう上位打線に加え、下位打線にもポイントをつくる。松田はこの2日間、7番に入ったが、シーズン中は8番が濃厚。7番には内川か松中が入る見込みで、ここで打点を稼ぐことが勝利へのカギになる。

 昨季は骨折で30試合以上離脱し19本塁打に終わったが、今季は30本塁打を最低限のノルマに掲げている。

 「開幕までもう少し期間がありますけど、しっかりと調整してもっといい打撃ができるようにしたい」。

 オープン戦でも打率3割5分1厘をマークした恐怖の8番打者のバットが、開幕ダッシュの原動力になる。【倉成孝史】