志願の連投テストだった。阪神藤川球児投手(30)が25日、連日のマウンドに上がった。広島との実戦形式に、2番手で4回から登板。くしくも、前日24日の本塁打を許した丸からの攻撃だった。

 4年目の伏兵に続けて打たれるわけにはいかない。初球はカーブでストライク。3球目はフォークで空振り。2ボール2ストライクとなり、5球目の直球は外角低めにこの日最速148キロ。丸のバットはピクリと動いたが、手が出ない。文句なしの見逃し三振だった。

 「(連投は)お願いしました。(4月12日の開幕まで)ゆっくり時間が取れるので、やれることをしっかりやって、開幕を迎えたい」。

 相手に負のイメージを植え付けることも、1つの作業となる。「打者との対戦を多くしたい」。4月12日の開幕まで、実戦機会は8試合となった。同一リーグ同士の戦いも6試合ある。実戦のマウンド上で、微調整していく考えだ。

 課題もわかっている。キャンプ中からの走り込みで、直球の精度に関しては一定の成果を感じている。だが、フォークのキレに納得していない。決め球として、空振りが取れないでいる。この日も、16球中5球フォークを選択した。その内、4球は見逃されボールの判定。2死走者なしで、広瀬にフルカウントからの1球で、唯一スイングを誘い出したが左前に運ばれた。残り2週間あまり。仕切り直し、改善の余地は十分にある。【鎌田真一郎】