ジョーで逆転の虎が復活-。阪神城島健司捕手(34)が25日、広島との実戦形式の合同練習(マツダ)に「6番DH」で出場。7回打ち切りのゲームで初回4点差をつけられたが、中盤から猛反撃。最終回に城島が決勝タイムリーを放った。延期された4月12日の開幕へ、強力打線が試合をひっくり返す猛虎らしさが出てきた。

 無観客でも勝負強い。城島が、6-6の7回1死二塁でバットを振り抜いた。投手今井の足元を抜く。打球は二塁ベースを直撃して、左翼前に転がった。二塁走者の大和を勝ち越しのホームに生還させ、逆転劇をきっちりと締めくくった。

 城島

 ベースに当たってなくてもヒットですよ。(バットの)真芯でした。まあいいや。(適時打は)ないよりあった方がいい。

 約束の3・25。昨年11月の左膝手術からずっと見据えてきた。プロとしてきっちりと体を仕上げていた。東日本大震災の影響で、復帰舞台になるはずだった開幕が延期となった。

 城島

 予想もしないことが起きるのが人生ですよ。

 さらりと受け流した。適時打の後は浅井の右邪飛で二塁にタッチアップ。豪快に滑り込み、両手を広げてセーフのポーズ。「怖いとか何もないですよ」と笑顔。この日は4打数2安打とマルチ安打もマークした。

 チーム打率2割9分を誇った昨季をほうふつとさせる逆転劇だ。初回にいきなり4点ビハインド。だが4回からの4イニングで5点を奪った。昨年は4月13日巨人戦で6点差逆転など「逆転の虎」が猛威を振るっている。飛ばない統一球になったが、7回までに12安打を重ねて勝った。

 和田打撃コーチ

 今年はなかなかこういう試合がなかった。ホームランがなくても、打線がつながればいける。あきらめずに今日みたいなゲームができれば、おもしろくなってくる。

 広島とは4月12日の開幕戦で激突する。この日はバリントン、岩見から3点ずつを奪った、新戦力もチェックして真弓監督も「シーズンで戦っていくしね」と収穫を口にした。先発が崩れても、看板打線でひっくり返す。開幕まであと17日、逆転の虎がさらにキバをとぐ。【益田一弘】