故障で離脱していた広島の主力2投手が戦列復帰へ実戦登板する。今日27日のウエスタン・リーグ中日戦(由宇)に右肩痛の大竹寛投手(27)が先発。右肘痛の永川勝浩投手(30)が中継ぎで1イニングを投げる予定だ。ともに対外試合は昨年6月の1軍戦登板以来、約9カ月ぶりとなる。

 「試合なので、今の自分のできることを精いっぱいやるだけ。頑張ります」。

 廿日市市内の大野室内練習場でキャッチボールをした大竹が力を込めた。3軍で調整していたが、すでに打撃投手として50球程度投げるまで回復している。

 昨季、右股関節を痛めた永川勝はキャンプでは紅白戦に登板するなど順調だった。右肘に痛みが出て3月初旬に1軍を離脱。3軍調整が続いていた。

 「肘は問題ない。(紅白戦以来)しばらく打者相手に投げていないので、その感覚を確かめたい」。

 様子を見ながら2軍戦に何度か登板する予定。東日本大震災の影響で延期になった開幕に間に合う可能性が出てきた。