楽天は27日、ソフトバンクとの実戦形式の合同練習に1-0で勝った。白星は8日に行われた広島とのオープン戦以来10試合ぶり。星野仙一監督(64)は「流れの中で勝つのがいいと思い、強い制約をかけずにやっている。負けが込んできてそろそろ…、と思っていたんだ」。昨季リーグ覇者に最少得点差で勝ち、ふうっと息をついた。

 締まった試合を取った。先発ローテを確保している2年目先発戸村が7回、細川に頭部死球を当て1死満塁とした。だが今宮を落ち着いてスライダーで併殺とし、自身の対外試合無失点を20回2/3まで伸ばした。星野監督は「細川に非常に申し訳ないことをした」と心配し、「あの場面で、どう変わるのかを見たかったが。問題なかったな」と、昨秋からの進歩を見た。8回からは相手打者に応じ左右の小刻みな継投。9回は抑えとして期待するルーキー美馬で逃げ切った。

 決勝打を放ったのは大黒柱の山崎だった。4回、三塁打の松井稼を左翼線二塁打でかえした。ここまでの調整で、統一球の重い打感は「野球が、がらりと変わるだろう」と痛感。「足をゆったり上げてタイミングを取った。いい感じを忘れずいきたい。連打はなかなか続かない。長打はやはり大切だから」と、試合前練習でアジャストして結果を出した。

 若手とベテランがかみ合って久々の1勝。星野監督は「タケシはタケシ。後は周りの選手。ふん詰まりが取れればいい」と穏やかな顔で残り試合への注文を出し、神戸行きの新幹線に乗り込んだ。【宮下敬至】