ソフトバンク摂津正投手(28)が27日の楽天戦で、先発転向後最長の8イニングを投げ、無四球で3安打1失点と、抜群の安定感を見せた。8回2死、井野から外角の直球で三振を奪うと、充実した表情を浮かべながら、ベンチへ戻った。
4回に4番山崎に適時二塁打を浴び、対外試合22イニング目で今季初失点を許したが、それ以外はほぼ完璧な内容だった。87球で7奪三振。シーズンを見据えた省エネ投法を披露した。
「自分の思った通りのところに投げることができた。(球数が少ないのは)持ち味で、自分の生命線になる」
状況に応じて、スタイルを変えた。ピンチではあえて直球勝負で、現時点の球威を試した。一方、6回は結果を重視。9番中村は131キロのスライダーで空振り三振。1番松井稼は131キロのシンカーで空振り三振。2番聖沢は内角低め138キロの直球で見逃し三振。圧巻の3者連続三振だった。
「(6回は)自分本来の投球スタイルだった。それ以外は試したいことがあった。細かい内容は言えないが、ミーティングで話し合った」
開幕第5戦の4月16日西武戦(福岡ヤフードーム)での先発が内定している。秋山監督は「摂津は良かったね。コントロールがいい」と絶賛。王球団会長も「しっかりローテーションに入ってしっかりやってくれるでしょう」と太鼓判を押した。右のエースとして摂津は、今季フル回転する。【奈島宏樹】




